2025年11月
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大人は突発性発疹にうつる?その疑問に答えます
子どもの突発性発疹を看病していると、ふと「この病気、自分にもうつるのではないか」と不安になる保護者の方は少なくないでしょう。特に、自分が子どもの頃にかかった記憶がない場合、その心配はさらに大きくなるかもしれません。結論から言うと、大人が突発性発疹に感染し、発症することは非常に稀です。その理由は、ほとんどの人が子どもの頃、特に二歳くらいまでに原因ウイルスであるヒトヘルペスウイルスに既に感染しているからです。感染しても高熱や発疹といった典型的な症状が出ない「不顕性感染」で済んでしまうことも多く、本人が気づかないうちに免疫を獲得しているケースがほとんどなのです。そのため、自分の子どもが突発性発疹になっても、既に免疫を持っている大人が再び発症する可能性は極めて低いと言えます。ただし、ごく稀に、幼少期にウイルスに感染する機会がなく、免疫を持っていない大人が感染し、発症するケースも報告されています。大人が発症した場合、子どもよりも症状が重くなる傾向があり、高熱が長く続いたり、肝機能障害などを伴ったりすることもあるため注意が必要です。とはいえ、これはあくまで例外的なケースです。基本的には、看病している親がうつる心配はほとんどないと考えてよいでしょう。心配しすぎて過剰に子どもとの接触を避けるよりも、高熱でつらい思いをしている子どもに寄り添い、しっかりと水分補給をさせ、安心して休める環境を整えてあげることが最も大切です。正しい知識を持つことで、不要な不安から解放され、落ち着いて子どものケアに専念できるはずです。