ある日の午前中、私はデスクワークに集中していました。すると突然、視界がぐにゃりと歪むような、強いめまいと吐き気に襲われたのです。同時に、心臓が早鐘を打ち、冷たい汗が背中を伝うのが分かりました。これはおかしい、ただの疲れではない。直感的にそう感じた私は、引き出しに常備していた飴を慌てて口に放り込みました。しばらくすれば落ち着くだろうと思っていたのですが、症状は一向に改善しません。むしろ、指先の震えはひどくなる一方で、キーボードを打つことさえ困難になってきました。このままではまずい、一人でいる時に倒れたらどうしようという恐怖が押し寄せ、私は上司に事情を話し、近くの内科へ向かうことに決めたのです。病院の待合室で待っている間も、生きた心地がしませんでした。診察室に呼ばれ、震える声で症状を伝えると、医師はすぐに血糖値を測ってくれました。結果は、正常値を大きく下回る数値でした。医師は私の生活習慣や食事について丁寧に聞き取りを行い、原因として不規則な食事とストレスが考えられると説明してくれました。そして、もし意識が遠のくような感覚があったら、それは非常に危険なサインだから、次からは迷わず救急車を呼ぶようにと、強い口調で言われました。あの時、ただのめまいだと我慢せずに病院へ行って本当に良かったと、心から思います。自分の体の異変を軽く見ず、専門家の判断を仰ぐことの重要性を、身をもって学んだ一日でした。