知識
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血糖値がいくつなら病院へ?低血糖の数値的目安
血糖値の自己測定器を持っている方にとって、数値の変動は日々の健康管理における重要な指標となります。では、どのくらいの数値になったら、病院を受診すべきなのでしょうか。一般的に、血糖値が70mg/dL未満になると「低血糖」の状態と定義されます。ただし、この数値を下回ったからといって、必ずしも全ての人が症状を感じるわけではありません。人によっては、60mg/dL台でも特に自覚症状がない場合もあれば、70mg/dLを少し下回っただけで強い症状が出る場合もあります。重要なのは、数値そのものだけでなく、症状の有無やその程度、そして低血糖が起こる頻度です。もし、血糖値が50mg/dLを下回るようなことがあれば、それは重度の低血糖であり、意識障害などを引き起こす危険性が非常に高いため、速やかに医療機関に相談、あるいは状況によっては救急要請を検討すべきです。また、特定の数値まで下がらなくても、例えば食事や運動のたびに毎回のように70mg/dLを下回る、あるいは夜間や早朝に無自覚のまま低血糖を起こしている可能性があるなど、血糖値のパターンに異常が見られる場合も専門家の診断が必要です。自己判断でインスリンや血糖降下薬の量を調整するのは大変危険です。測定した血糖値の記録を持参して医師に相談し、なぜそのような数値になるのか、原因を突き止めてもらうことが大切です。数値はあくまで客観的なデータの一つです。そのデータが示す意味を正しく解釈し、適切な対策を講じるためには、専門家である医師の知識と経験が不可欠なのです。