子どもが突発性発疹にかかり、無事に回復して保育園への登園を再開する際、医師からの登園許可が出たことを保育園にどのように伝えれば良いのか、また、何か書類が必要なのか、気になる保護者の方も多いでしょう。まず、突発性発疹の場合、厚生労働省のガイドラインでは「解熱し、全身状態が良好であれば登園可能」とされており、必ずしも登園許可証(治癒証明書)が必要な感染症とはされていません。しかし、これはあくまで一般的な指針であり、保育園によっては独自のルールを設けている場合があります。そのため、登園を再開する前に、必ず保育園に以下の点を確認しましょう。一つ目は、登園許可証が必要かどうかです。もし必要な場合は、かかりつけの小児科医に作成を依頼する必要があります。医師に保育園の規定を伝え、必要な書類を発行してもらいましょう。二つ目は、登園を再開するにあたって、口頭での報告で良いのか、あるいは連絡帳などに記載するだけで良いのか、具体的な連絡方法についてです。保育園側も、子どもの健康状態を把握するために、いつからどのような状態で登園するのかを知っておく必要があります。三つ目は、発疹が残っている場合の対応についてです。基本的には発疹があっても登園可能ですが、保育園側が他の保護者への説明などのために、状況を把握しておきたいと考えることもあります。登園許可が出たことを伝える際には、まず医師から「全身状態も良好で、集団生活に支障はなく、登園しても大丈夫です」という許可を得たことを明確に伝えます。そして、現在の発疹の状態(まだ少し残っている、ほとんど消えたなど)や、子どもの機嫌、食欲、睡眠の様子など、家庭での具体的な状況も合わせて伝えると、保育園側も安心して受け入れやすくなります。スムーズな登園再開のためには、医師と保育園、そして家庭の三者間での情報共有と連携が非常に大切です。