それは、ある日の仕事中に感じた小さな違和感から始まりました。おへその少し下あたりに、生理痛とは違う、重苦しく鈍い痛みが走り始めたのです。最初は冷えのせいだと思い、温かい飲み物を飲んで凌いでいましたが、夕方になるにつれて痛みが鋭くなり、頻繁に襲ってくる便意ならぬ便意に翻弄されるようになりました。トイレに行ってもほんの数滴しか出ず、その終わりの瞬間にギューッと絞られるような痛みを感じたとき、私はただ事ではないと確信しました。翌朝、私は膀胱炎は何科に行けばいいのか必死に検索し、まずは最もハードルの低そうな内科を訪れました。待合室で痛みに耐えながら待つ時間は本当に長く感じられましたが、ようやく呼ばれた診察室で医師に状況を話すと、手際よく尿検査が行われました。顕微鏡で私の尿を見た医師は、白血球の数が異常に増えており、一部に血も混じっていることを教えてくれました。あんなに透明に見えた尿の中に、体の免疫機能が戦っている証拠が詰まっていると聞き、驚きと同時にどこか納得する思いでした。内科の先生は丁寧に今の膀胱の状態を紙に書いて説明してくれました。細菌が膀胱の壁を傷つけて炎症を起こしていること、そして、この菌を退治するために3日間の投薬が必要であることを告げられました。薬局で受け取った抗生物質をその場ですぐに服用したところ、昼過ぎにはあんなに強烈だった下腹部痛が少しずつ薄れていくのを感じ、深い安堵感に包まれました。その後の2日間、私は言われた通りに1日1.5リットル以上の水分を摂り、尿をどんどん出して菌を洗い流すことに集中しました。完治を確認するために数日後に再び受診した際、尿がすっかり綺麗になっていると言われたときは、心から晴れやかな気分になりました。この診察記録を振り返って思うのは、自分の体の声を聞くことの難しさと、早期受診の大切さです。痛みは体からの、限界を知らせる叫びでした。何科に行くか迷って1日遅れていたら、きっともっと苦しい思いをしていたでしょう。病院は単に薬を貰う場所ではなく、自分の今の状態を科学的に解説してもらい、安心を手に入れる場所なのだと改めて実感しました。もしあなたが、今まさに下腹部を抱えて不安になっているなら、どうか迷わず病院の門を叩いてください。その数分の検査が、あなたの不穏な1日を、安心へと変えてくれるはずです。私は今回の件を経て、トイレを我慢しないという小さな約束を、自分の体と交わしました。健康な当たり前の毎日を、これからはもっと大切に守っていきたいと思っています。
突然の下腹部痛で分かった膀胱炎と病院での診察記録