つらい花粉症の症状からいつかは解放されたい。そう願いながらも無意識のうちにその症状を悪化させるようなNG習慣を続けてしまってはいないでしょうか。花粉症の完治あるいはそれに近い症状の出にくい体質を目指すためには、治療や良い習慣を取り入れることと同じくらい「悪い習慣をやめる」ことが重要になります。ここでは花粉症の人が今日からやめるべきいくつかの生活習慣について解説します。まず第一にやめるべきなのが「食生活の乱れ」です。特にファストフードやインスタント食品、スナック菓子などに多く含まれるトランス脂肪酸や過剰な糖質、食品添加物は腸内環境を悪化させ体内に慢性的な炎症を引き起こす大きな原因となります。これらはアレルギー反応を増強させてしまう最たるものです。また肉類中心の高脂肪・高タンパクな食事への偏りも腸内の悪玉菌を増やし免疫バランスを崩す一因となります。まずはこれらの食品を少しずつでも減らしていく努力が必要です。次に「睡眠不足」と「ストレスの溜め込み」です。これらは自律神経のバランスを直接的に乱し免疫システムを過敏な状態にしてしまいます。夜更かしをしてスマートフォンを長時間眺める習慣は睡眠の質を著しく低下させます。寝る前の1時間はデジタルデバイスから離れリラックスする時間を持つように心がけましょう。またストレスを感じた時にそれをうまく発散できずに一人で抱え込んでしまうのも良くありません。軽い運動をする、趣味に没頭する、友人と話すなど自分に合ったストレス解消法を見つけることが大切です。さらに「喫煙」は言うまでもなく百害あって一利なしです。タバコの煙は鼻や喉の粘膜を直接刺激し炎症を悪化させるだけでなく、血管を収縮させて血行を悪くし免疫機能を低下させます。受動喫煙も同様に有害です。そして「アルコールの過剰摂取」も控えるべき習慣です。アルコールは血管を拡張させて鼻づまりや目の充血を悪化させるだけでなく、その分解過程でアレルギー症状を引き起こすヒスタミンを遊離させやすくします。これらの体に負担をかける習慣を一つまた一つと手放していくこと。それがあなたの体をアレルギーに負けない本来の健やかな状態へと導いてくれるのです。